3年生の漢字の学び方
3年生では、200字の漢字を習います。このコースでは、学年の漢字の表のじゅん番で三つに分けて練習します。この回は、そのはじめの67字です。
漢字は、形をおぼえるだけでは使えるようになりません。次の三つをセットにすると、ぐんと力がつきます。
- 読み方:音読みとくん読みの両方
- 送りがな:「起きる」「軽い」のように、漢字の後につくひらがな
- 使い方:その漢字を使った言葉や文
この回の67字
同じ部分をもつ漢字や、にた意味の漢字をまとめると、おぼえやすくなります。
- 水にかかわる「氵(さんずい)」:泳 温 漢 湖 港
- 人にかかわる「亻(にんべん)」:仕 使 係
- 家にかかわる「宀(うかんむり)」:安 客 宮 寒
- 下に「心」がつく、気持ちの漢字:悪 意 感 急
- 食べることにかかわる「食へん」:飲 館
- 「阝(こざとへん)」:院 階
- 「木へん」:横 橋 根
- 体やいのち:育 医 血 死 歯 指
- 場所やまち:駅 屋 界 岸 県 区 局 庫
- 学校や勉強:委 員 級 球 究 研 業 期 号 詩
- 動きを表す:運 開 起 去 決 始 向 化
- 様子を表す:暗 苦 軽 曲 幸
- そのほか:央 具 皿 荷 君 祭 銀
音読みとくん読み
一つの漢字に、読み方がいくつもあることがあります。
- くん読み:聞いただけで意味がわかる読み方。「港(みなと)」「湖(みずうみ)」
- 音読み:昔の中国での読み方がもとになった読み方。「空港(くうこう)」「湖(こ)」
言葉の中では、読み方がかわります。
- 起:起きる(おきる)・起立(きりつ)
- 始:始まる(はじまる)・開始(かいし)
- 苦:苦しい(くるしい)・苦い(にがい)
「苦」のように、送りがなで読み方がかわる漢字もあります。送りがなまでいっしょにおぼえましょう。
同じ読み方の漢字は、意味で見分ける
この回には、同じ読み方の漢字がたくさんあります。
- 「きゅう」:学級 野球 急行 研究
- 「かん」:感想 漢字 図書館
- 「い」:委員 意見 医者
同じ読み方のときは、言葉の意味から漢字をえらびます。「館」は、図書館・体育館のように、大きなたて物を表すときに使います。意味と形をむすびつけると、わすれにくくなります。
書くときのこつ
- 起:左の「走」のさいごの画を長くのばし、右がわの形をのせるように書きます。
- 区・医:「匚」の形は、上のよこ画を書いたら中を書き、さいごに左のたてと下のよこをつづけて書きます。
- 球:左がわは「王」の形です。「玉(たま)」と同じなかまの漢字です。
- 皿:中のたての画の数をたしかめましょう。
言葉と文でおぼえよう
漢字は、一字だけでなく、言葉や文の中で使うとしっかり身につきます。この回の漢字が、一つの文にいくつも入っているれいです。
- 寒い朝、温かいスープを飲む。
- 学級会で、運動会の係を決めた。
- 安全な道を通って、駅まで歩く。
- 急いで橋をわたり、向こう岸へ行く。
- 研究の発表で、自分の意見を話す。
ほかにも、「去年(きょねん)」「曲がる(まがる)」「開く(ひらく)・開ける(あける)」「育つ(そだつ)・育てる(そだてる)」のように、くん読みと送りがなをいっしょにおぼえたい言葉がたくさんあります。
練習のすすめ方
- まず、読み方を声に出してたしかめる。
- 次に、言葉の中で書く。「泳」だけでなく、「泳ぐ」「水泳(すいえい)」のように書く。
- まちがえた字は、左がわ(へん)と右がわに分けて、どこがちがったかを見る。
- 次の日に、もう一度だけ書いてみる。少し時間をあけて思い出すと、わすれにくくなります。
練習では、読み方の問題と書き方の問題が出てきます。まちがえた問題は、せつ明を読んでから、もう一度ちょうせんしましょう。
よくあるまちがい
- ×「起る」→ ○「起きる」:送りがなは「きる」です。
- ×「温たかい」→ ○「温かい」:送りがなは「かい」です。
- ×「図書感」→ ○「図書館」:同じ「かん」でも、たて物は「館」です。
- 「医院(いいん)」と「委員(いいん)」:読み方は同じでも、意味がちがいます。病気をみてもらう所が「医院」、クラスの仕事をする人が「委員」です。
やってみよう
「氵(さんずい)」のつく五つの漢字(泳・温・漢・湖・港)を使った言葉を、ノートに一つずつ書いてから、練習にちょうせんしよう。