このユニットで学ぶ漢字
五年生で習う漢字は百九十三字あります。このユニットでは、そのうち六十五字を学びます。同じ部分をもつ字をまとめると、意味と形がいっしょに覚えられます。
- 水(氵)に関係:液・河・演・減・潔
- 人(亻)に関係:仮・価・件・個
- 言葉(言)に関係:許・講・護
- 心(忄・心)に関係:快・慣・応
- 土の形をもつ字:圧・均・型・基・境
- 手(扌)や力に関係:技・効
- かこむ形(くにがまえ):因・囲
- 道や進むこと(辶・彳):過・逆・往
- 阝(こざとへん):限・険
- そのほかの字:移・営・衛・易・益・永・可・桜・格・解・確・額・刊・幹・紀・眼・寄・規・喜・義・久・旧・居・救・禁・句・経・検・現・故・厚・興・耕・航・鉱・告
一字ずつ、言葉で覚えよう
漢字は、その字を使った言葉といっしょに覚えると、意味もわかって、わすれにくくなります。
気圧・移動・原因・周囲・営業・衛生・貿易・利益・液体・永遠・演技・反応・往復・可能・仮定・桜の花・価格・運河・快晴・過去・合格・解決・正確・金額・新刊・木の幹・習慣・世紀・眼科・基本・寄付・技術・逆転・規則・喜ぶ・義務・永久・旧式・住居・許可・救助・国境・禁止・文句・平均・経験・大型・清潔・保険・事件・検査・増減・個人・制限・現在・事故・保護・効果・厚紙・興味・講堂・耕作・航海・鉱石・報告
覚え方のコツ
1 同じ部分に目をつける
「氵」は水に関係があります。液体の「液」、運河の「河」、水がへる「減」。「言」は言葉に関係があり、許可の「許」、講堂の「講」、保護の「護」です。部分の意味がわかると、知らない言葉に出会っても見当がつきます。
2 訓読みと送りがなをセットで覚える
- 移る・移す(場所をかえる)
- 減る・減らす
- 喜ぶ / 許す / 救う / 耕す / 限る
- 険しい / 厚い / 久しい / 易しい
- 確かめる / 慣れる / 現れる / 逆らう / 告げる
送りがなは、形がかわる部分から送るのがきほんです。「慣れない・慣れる」のように、言いかえてみるとわかります。
3 読みがいくつもある字に注意する
- 易:貿易(えき)・容易(い)・易しい(やさしい)
- 経:経験(けい)・お経(きょう)
- 興:興味(きょう)
- 解:解決(かい)・解く(とく)
4 音読みが同じ字をくらべる
「こう」と読む字がたくさんあります。効果の「効」、厚紙の「厚」、耕作の「耕」、航海の「航」、鉱石の「鉱」、講堂の「講」。どれも、組み合わせる字や部分で意味がわかります。「ふね」の形が入る「航」は海や空を進むこと、「金」が入る「鉱」は金ぞくをふくむ石のことです。
書くときのポイント
- 「確」は石へん。「正確」「確かめる」と、たしかなことに使います。
- 「潔」の下の部分は「糸」です。
- 「境」は土へん。土地のさかいめを表すので「土」が入ります。「国境」「境目」と使います。
- 「額」の右は「おおがい」という部分で、頭や顔に関係があります。「額(ひたい)」もこの字です。
練習の進め方
- 読む:一字一語のリストを声に出して読み、読めない字に印をつける。
- 書く:印をつけた字を、言葉ごと三回ずつ書く。送りがなもいっしょに書く。
- 使う:その言葉を使って、自分で短い文を一つ作る。
- たしかめる:次の日に、印をつけた字だけをもう一度書いてみる。
一度に全部を覚えようとせず、毎日少しずつくり返すほうが、しっかり身につきます。
例文で見てみよう
- 険しい山道を登り、山小屋で地図を確かめた。
- 祖母は、毎朝畑を耕すのが習慣だ。
- 人工衛星の打ち上げを、テレビの解説つきで見た。
- 満開の桜の下で、弟が喜んで走り回った。
- 町の講堂で、げきの演技を興味深く見た。
- 雨の少ない日が続き、池の水が減ってきた。
太字の言葉を、声に出して読んでから、ノートに書いてみましょう。
よくあるまちがい
- 「けん」と読む三つの字:✕「検しい山」→ ○「険しい山」。けわしい山や、あぶないことには阝(こざとへん)の「険」、しらべることには木へんの「検」(検査)、ためすことには馬へんの「験」(実験)を使います。
- 送りがな:✕「確める」→ ○「確かめる」、✕「喜こぶ」→ ○「喜ぶ」、✕「慣る」→ ○「慣れる」。
- 形のにた字:「往」(往復)は彳(ぎょうにんべん)、「住」(住所)は亻(にんべん)。「快」(快晴)は忄、「決」(決定)は氵です。
やってみよう
「険」「検」「験」を使った言葉を一つずつノートに書いてから、練習問題で読みと書きをたしかめよう。