準1級の語彙問題は「文の論理」で解く
準1級の語彙問題では、unprecedented、meticulous、alleviate のような、日常会話ではあまり使わない抽象的な語が選択肢に並びます。すべての語を知っていなくても、文の中には必ず答えを決める手がかりがあります。空所の前後だけでなく、文全体の論理を読むことが第一歩です。
手がかり1:結果や理由から逆算する
so ~ that …(とても〜なので…)、because、so などは、空所の意味を決める強い手がかりです。
- The instructions were so ambiguous that half of the participants misunderstood them. 指示がとてもあいまいだったので、参加者の半分が誤解した。
- Tom was reluctant to lend his car to his brother, who had already had two accidents. トムは、すでに2回事故を起こした弟に車を貸すのに気が進まなかった。
「半分が誤解した」という結果から「あいまいな」、「2回事故」という事情から「気が進まない」と逆算できます。
手がかり2:対比と言いかえ
but、although、unlike は反対の意味、in other words やダッシュ(—)は同じ意味の言いかえを示します。
- Unlike her reckless brother, Mai always checks every detail. 向こう見ずな兄とちがい、マイはいつも細部まで確認する。
- The heat wave was unprecedented — no one had ever experienced such temperatures. その熱波は前例のないものだった。だれもそんな気温を経験したことがなかった。
手がかり3:語の成り立ち
接頭辞や語根を知っていると、初めて見る語でも意味を推測できます。
- un-(否定)+ precedent(前例)+ -ed → unprecedented 前例のない
- -able・-ible(〜できる)→ feasible 実行できる、edible 食べられる
- bene-(よい)→ beneficial 有益な / mal-(悪い)→ malfunction 故障
手がかり4:決まった組み合わせ
準1級では、語と語の自然な組み合わせ(コロケーション)を知っているかも問われます。
- curb the spread of the disease 病気のまん延を抑える
- alleviate traffic congestion 交通渋滞を緩和する
- tax incentives 税制上の優遇措置
- candid feedback 率直な意見
単語は日本語訳だけでなく、このような組み合わせごと覚えると、問題文の中ですぐに気づけるようになります。
よくあるまちがい
- 空所の直前の数語だけで選ぶ。→ so ~ that や because など、文全体の論理を確認する。
- 知らない選択肢をはじめから除外する。→ 知っている3つが合わなければ、知らない語が正解のこともある。
- 品詞の形を見落とす。→ × The heat wave was unprecedent. / ○ unprecedented
- 反対の意味の語と取りちがえる。→ frugal(質素な)と lavish(ぜいたくな)、thrive(栄える)と wither(しおれる)のように、対で覚える。
やってみよう
練習では、選択肢を見る前に「どんな意味の語が入るか」を日本語で予想し、その根拠になった語に注目してから答えましょう。8割ほど正解できるようになったら、ユニットチェックに進みます。