幼稚園・保育所が6歳までにめざす「10の姿」
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)
- 対象
- 日本全国
- 資料を最後に確認した日
- , 日本語の資料を開く
- 公的な資料
- 幼稚園教育要領(平成29年告示)(文部科学省)
幼稚園と認可保育所は国の指針に沿って保育・教育を行っていて、どちらの指針にも共通するリストがあります。幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 です。先生たちはこれを略して「10の姿」と呼びます。1年間の遊びや生活がめざしている方向であり、幼稚園が小学校に送る記録で使われる言葉でもあります。
10の姿:指針の言葉で
| # | 姿 | ひとことで言うと | 指針が描いていること |
|---|---|---|---|
| 1 | 健康な心と体 | 心も体も元気 | やりたいことに心と体を十分に働かせ、見通しを持って行動し、自分で健康で安全な生活をつくり出すようになる |
| 2 | 自立心 | 自分でやり遂げる | しなければならないことを自覚し、自分で考え工夫しながら最後までやり遂げ、自信を持つ |
| 3 | 協同性 | 友だちと力を合わせる | 友だちと思いや考えを共有し、共通の目的に向かって一緒に取り組む |
| 4 | 道徳性・規範意識の芽生え | よい・悪いがわかり、きまりを守る | してよいことと悪いことがわかり、友だちの気持ちに共感し、きまりの大切さに気づき、友だちと一緒にきまりをつくって守る |
| 5 | 社会生活との関わり | 家族や地域とつながる | 家族を大切にし、地域の人と触れ合い、情報を役立て、公共の施設を大切に使う |
| 6 | 思考力の芽生え | 考える力の始まり | 物の性質や仕組みに気づき、予想したり試したりし、友だちの違う考えに触れて考え直す |
| 7 | 自然との関わり・生命尊重 | 自然と命を大切にする | 自然に心を動かし、好奇心を持ち、動植物を命あるものとして大切にする |
| 8 | 数量や図形,標識や文字などへの関心・感覚 | 数・形・しるし・文字への関心 | 遊びの中で数量や図形、標識や文字に親しみ、その役割に気づき、必要に応じて使う |
| 9 | 言葉による伝え合い | 言葉で伝え合う | 絵本や物語に親しみ、経験したことや考えたことを言葉で伝え、相手の話を注意して聞く |
| 10 | 豊かな感性と表現 | 感じたことを表す | 素材や表現の仕方に気づき、感じたことを表現し、友だちと一緒に表現することを楽しむ |
保育所の指針である保育所保育指針も同じ10の姿を挙げ、これを 子どもの小学校就学時の具体的な姿 としています。
10の姿はどこから来るのか
指針は、幼稚園で行うすべてのことを、健康、人間関係、環境、言葉、表現の5つの領域にまとめています。10の姿は、それらの領域が最後に1つにまとまったときの姿です。幼稚園の1年は39週以上で、1日の標準は4時間です。
幼稚園の1日の教育課程に係る教育時間は,4時間を標準とする。
チェックリストではない
文部科学省の解説ははっきりしています。10の姿は到達すべき目標ではなく、1つずつ取り出して教えるものでもなく、すべての子どもに同じように見られるものでもありません。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや,個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある。
全ての幼児に同じように見られるものではないことに留意する必要がある。
指針はまた、子どもの育ちは、ほかの子どもとの比較や、決まった基準に照らした達成度で評価するものではないとしています。
他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものではない
お子さんの1年にとっての意味
| クラス | 4月時点の年齢 | 10の姿との関係 |
|---|---|---|
| 年少 | 3歳 | 解説によると、10の姿に向かう育ちは5歳からではなく、ここから始まる。指針は、3歳で入園するときには家庭と密に連携し、生活のリズムや安全に配慮するよう求めている |
| 年中 | 4歳 | まだ目標ではなく方向。指針は、入園当初の一人遊びから、ほかの子どもとの遊び、クラスで力を合わせることへと進む道筋を描いている |
| 年長 | 5歳 | 解説によると、10の姿は 特に5歳児後半に見られるようになる姿。小学校に送る最終学年の記録は、この10の姿を使って書かれる |
年長の年の引き継ぎについては、年長の1年:小学校入学への準備にあります。
つまずきやすいこと
- 8番を読み書きの目標と読む。 求められているのは、遊びの中での数や文字への関心と感覚です。ひらがなとカタカナは、小学校の学習指導要領で1年生から教えます。
- 9番を日本語のテストと読む。 指針が描いているのは、話や物語を楽しむ姿で、語彙やレベルは定めていません。家庭で別の言語を話している子どもが、そのためにこのリストで遅れているということはありません。家庭の言語を保つことについては家庭の言語を保つを参照してください。
- クラスの子と比べる。 指針は先生たちにもそれをしないよう求めています。家庭でも役に立つ物差しではありません。
- 1つ欠けていると問題だと考える。 このリストはクラス全体が向かう方向を描いたものです。発達が気になるときは、区に相談の道筋があります。3歳前後の発達支援
いまできること
- 個人面談では、点数のような評価ではなく、お子さんの育ちが見えた遊びの場面を1つ、先生に教えてもらいましょう。
- 園だよりを上の表と一緒に読んでみてください。行事や活動がこの言葉で説明されていれば、それが何のためなのかが表からわかります。
- 家でも同じ流れで過ごしましょう。絵本、その日の出来事の話、外で過ごす時間、お子さんが一人でやり終えられる小さなお手伝い。
- 年長では、幼稚園が小学校に送る記録に何を書くのかを聞いてみましょう。
一般論ではなく、この子どもの日付
子どもと区を入れると、タイムラインが残りをやります。