「SOSの出し方」:学校で教わることと、子どもや保護者が電話できる窓口
SOSの出し方に関する教育と、子供・保護者の相談窓口
- 対象
- 日本全国
- 資料を最後に確認した日
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- 公的な資料
- 児童生徒の自殺予防に向けた困難な事態、強い心理的負担を受けた場合などにおける対処の仕方を身につける等のための教育の推進について(通知)(文部科学省・厚生労働省、2018年1月23日)
日本の学校には、助けを求める方法についての授業を、少なくとも年1回行うことが求められています。これを「SOSの出し方に関する教育」といいます。自殺対策の法律にもとづくもので、2018年に文部科学省と厚生労働省が出した通知は、学校に次のように求めています。
各教科等の授業等の一環として,SOSの出し方に関する教育を少なくとも年1回実施するなど積極的に推進していただくようお願いします。
考え方はシンプルです。何かが起きる前に、誰にどう伝えればよいかを知っている子どもは、実際に誰かに伝えられる可能性が高くなります。この記事では、段階ごとに授業が何を扱うのかを説明し、文部科学省自身が公表している相談窓口を、電話番号とともに紹介します。
授業で教わること
通知は、この教育を、命や暮らしが危機にあるときに誰かに助けを求める、具体的で実践的な方法を学ぶものとしています。学校には次のことを求めています。
- 24時間子供SOSダイヤルやチャイルドラインなどの窓口を子どもに知らせる。
- SOSの出し方だけでなく、傾聴の仕方(SOSの受け止め方) も教える。困っている友だちの話を聞き、理解しようとすることです。
- 子どもの発達の段階に合わせた内容にする。
- 保健師、ソーシャルワーカー、民生委員などに来てもらい、学校の外にも助けてくれる大人がいることを子どもが知る機会をつくることを検討する。
文部科学省が各地に紹介した東京都教育委員会の教材は、ねらいを2つに分けています。子どもが身近にいる信頼できる大人にSOSを出せること、そして身近にいる大人がそれを受け止めて支えられることです。標語は次のとおりです。
身近にいる信頼できる大人に相談しよう
段階ごとの内容
| 段階 | 学習指導要領や文部科学省の教材が扱うこと |
|---|---|
| 小5 | 心についての保健の授業。不安や悩みには、大人や友だちに話す、友だちと遊ぶ、運動するなどの方法で対処できる |
| 小6 | この学年向けの東京都の冊子「もやもやしたら…相談してみようよ!」 |
| 中1 | 心と体、ストレスへの対処についての保健の授業。東京都の冊子「一人でなやんでいるあなたへ SOSを出していいんだよ!」 |
| 小1〜高3 | 東京都の公立学校:小学校・中学校・高校向けの3種類のDVD教材を使い、各学校のいずれかの学年で少なくとも1回授業を行う。加えて、相談窓口の一覧を配るときなどに、毎年すべての子どもに改めて伝える |
東京以外では、教育委員会や学校がそれぞれ教材を選びます。2018年の通知は、教材や指導方法を各学校に任せています。今年はどの学年で授業があるのかを学校に聞いてください。
子どもが電話できる全国の窓口
どれも文部科学省の子ども向けページ「子供のSOSの相談窓口」に載っています。
| 窓口 | 番号 | 受付時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間 | いじめ、学校に行くこと、友だちのこと。最初につながらなくてもあきらめないで、とページに書かれている |
| チャイルドライン | 0120-99-7777 | 毎日16:00〜21:00 | 18歳までの子どものための無料の電話。チャットもある |
| こどもの人権110番(法務省) | 0120-007-110 | 平日8:30〜17:15 | 法務局職員や人権擁護委員が対応。無料で、秘密は守られる。大人が子どものことで相談してもよい。メール、LINE、手紙でも受け付ける |
| 189(児童相談所虐待対応ダイヤル) | 189 | 24時間・毎日 | 虐待についての児童相談所の窓口 |
| いのちの電話 | 0120-783-556 | 毎日16:00〜21:00、毎月10日8:00〜11日8:00 | 生きるのがつらいと感じているすべての人のための窓口 |
| あなたのいばしょ | talkme.jp でチャット | 24時間 | 年齢を問わない無料・匿名のチャット |
法務省は、一部のIP電話からは無料の番号につながらないとしています。
東京、川崎、横浜、神奈川の窓口
| 地域 | 窓口 | 番号 | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン | 0120-53-8288 | 24時間。都内に住んでいるか都内の学校に通う、高校生年齢までの子どもと、その保護者や親族が対象。地域によってつながらない場合は0120-0-78310へ |
| 東京都 | 相談ほっとLINE@東京(LINEでの相談、小中高生) | 東京都教育相談センターのサイトから | 15:00〜23:00(受付は22:30まで) |
| 川崎市 | 24時間子供SOS電話相談 | 044-522-3293 | 24時間 |
| 横浜市 | 一般教育相談 | 045-624-9414 | 月〜金 9:00〜17:00(祝日を除く) |
| 神奈川県 | 総合教育相談(県立総合教育センター) | 0466-81-0185 | 平日8:45〜16:45。匿名で相談できる。おおむね3歳から18歳の子どもとその保護者が対象。時間外は0120-0-78310へ |
| 神奈川県 | 発達教育相談 | 0466-84-2210 | 平日8:45〜16:45 |
東京都教育相談センターは、相談の窓口であって学校に指示することはできないとしています。苦情は、まず学校の管理職に、次に学校を設置する教育委員会に伝えるよう案内しています。命や体に危険があると判断した場合を除き、相談の内容は秘密にします。
いまできること
- 今年のSOSの授業はいつか、どの相談窓口の一覧を配るのかを学校に聞きましょう。家にも1部取っておいてください。
- 0120-0-78310を、お子さんのスマホにもあなたのスマホにも登録しておきましょう。
- お子さんが話せる大人は誰なのかを、家で何度も伝えましょう。あなた、担任、保健室の先生、そして家族以外の、名前を挙げられる大人です。
- 受け止める側の練習もしておきましょう。友だちから深刻なことを打ち明けられたら、まず話を聞き、それから大人に伝える。授業もそう教えています。
- 学校での困りごとは、まず学校の中での順番があります。学校で困ったとき、誰に電話するかといじめで学校がしなければならないことを参照してください。
一般論ではなく、この子どもの日付
子どもと区を入れると、タイムラインが残りをやります。